『日々ロック』 第1巻

日々ロック 1 (ヤングジャンプコミックス)

日々ロック 1 (ヤングジャンプコミックス)

好 き な 音 楽 が あ る ん だ


初 め て 聴 い た と き か ら


や ら れ て る ん だ


や ら れ て る ん だ


好 き な 音 楽 が あ る ん だ


で も 説 明 な ん て で き な い よ


名 前 も 知 ら な い


名 前 も 知 ら な い け れ ど


そ れ が ロ ッ ク ン ロ ー ル だ っ た ん だ


おおぉおおおおぉおおぉおおおぉぉおおおぉおぉおおおおおぉおお


いえぇええええええええぇいぇええええええええええええええええええええ
マーガレットズロースマーガレットズロースのロックンロール」より)



『日々ロック』を読んで、僕はこの曲が思い浮かびました。


あなたにとってのロックはなんですか?
あなたは今、ロックしてますか?
そう強く問いかけてくる。


向き合える人だけが、読めばいい。

『兎の角』 第1巻

兎の角 1巻 (ビームコミックス)

兎の角 1巻 (ビームコミックス)

※ネタバレ含みます


主人公:天沢イズミ(女子)
パートナー:真白アヤ(女装男子
はいそうですね、まりあほりっくな関係です。
しかもそれでゴーストバスターやっちゃうんです。


まりあほりっくな関係といっても、性格が違えば
ふたりの関係性も大きく違ってきますよ、もちろん。
イズミは典型的な学園のお嬢様。おしとやかで人付き合いが苦手なタイプ。
一方アヤは、身も心も乙女を目指す方向?のゴーストバスターさん。


本筋のオカルト退治も十分おもしろいのですが、
その深刻さを感じさせないふたりの掛け合いがいい。
恥じらうイズミに、ぐいぐい攻めるアヤ。
アヤが男だと知っても、健気に女子として接するイズミ。


「死んだ魚の目の時より、こんな今の天沢さんのほうが
 人間ぽくて、私は好きだよ」
(タタタッ、ドタッ、バタッ。)
「…私も、真白さんが男でも女でも、構わない」


がんばれ天沢さん。

『瑪瑙之竜』 第1巻

瑪瑙之竜 1巻 (ビームコミックス)

瑪瑙之竜 1巻 (ビームコミックス)

アメコミ風・必殺仕置き人 in ニューヨーク。
「昼はイチ市民、夜は正義の味方」な4人の活劇ものです。


犯罪者をこらしめるという意味では仕置き人であり、
それによって報酬を得ているところは賞金稼ぎのようでもある。
僕はどっちかというと後者のノリで読んでたのですが、
ブラックラグーンとかカウボーイビバップの面白さに近い気がした。


基本ひとつの事件を1話で解決する構成で、テンポよく読める。
そして事件を通して、4人の仕置き人の人間性や過去が
垣間見れるところがストーリーに深みを持たせる。
王道っちゃあ王道なんだけど、なかなか出会えない良作だ。


なにより仕置き人のキャラクターがいい。
それがストーリーにうまくはまっているな〜という印象です。


見た目は子ども、中身は33のサイボーグ、マナブ。
4人の中で最も特殊な能力を持つ美少女、ニス。
派手な衣装で、普段は色男のマジシャン、アルベール。
料理が得意なメカニック使いの弁護士、ゼイン。


このあたりの能力設定がアメコミっぽいですよね。。
でもちゃんとマンガになってるんです。すごい。

『ちょこらん』 2巻

ちょこらん 2 (IKKI COMIX)

ちょこらん 2 (IKKI COMIX)

賢そうで賢くない、少し賢い(かなり迂闊な)小学1年生。
〜「たかはし たかし」心のツッコミ選集〜


[to あやちゃん]
なんてことだ…キミは寝起きも悪いのか…
しかもこれって…律儀に5分待っても…
キミの気持ちは変わらないんじゃないのか?
こんなことになるなら、キミを寝かしはしなかった…


オーダーが違う…
あ〜ら不思議、指輪の話だ…
わーい、ヤッターとは正直、感じない…
ボクはもう言ってしまいたい…何やってんだ!!


全くのノータッチか…
よくご存知で…
言ってらぁ…
この小娘…


[to お母さん]
そ…それを聞かされる息子…
それが育児というもの…
引っかかる箇所がたくさんあるが今は言うまい…
遺伝的にこっちのセ・リ・フ…☆


とんだなまけ者だ…
じゃない?じゃない。
わが子の評価低いんだね…
何そのロマンス…


[to 班長]
聞いてない上に、思春期だよね。
班長…見舞いの内容が薄い…
待ってよ班長…、今夏にのぼせてる…
その想いは本物だが落ち着くんだ班長


[to 先生]
ボクのプレゼンがイマイチなんだと伝わってきます…


[to 赤とんぼ]
まったく…飛行におけるパフォーマンスがすばらしい…


ツッコミ、冴えてます。
あとは声に出すだけだぞ、たかし!

『ちはやふる』 10巻

ちはやふる(10) (BE LOVE KC)

ちはやふる(10) (BE LOVE KC)

少女マンガで、競技かるたで、『スラムダンク』やってる。
瑞沢高校かるた部、2年目の初夏。全国大会都予選スタート!!


「少女マンガ」と言うとやっぱり語弊があるでしょうか?なら、
少年マンガ」と言っちゃっていいかもしれません。
努力・友情・勝利のすべてが詰まってる。
まさに王道のスポーツマンガです。


主人公の女の子と、好意を寄せる2人の男子。
それぞれのキャラクター紹介を兼ねた物語の序盤こそ、
少女マンガっぽさが感じられるものの、2巻以降、
特にかるた部が創設されてからは甘さ控えめ。熱いです。


主人公の千早は、浮いた話に免疫がない無駄美人のかるたバカ。
そんな彼女が牽引する瑞沢高校かるた部は、
創部1年目ながら快進撃を魅せてくれた。そして2年目、
追われる立場となっても目標は変わらない。成し得なかった日本一!


そして始まった全国大会都予選。瑞沢は思わぬ伏兵校に苦戦する。
そこで真価を試されたのが、スポーツ万能で成績優秀かつイケメン、
千早とともにかるた部を創った太一だ。
彼のかるたへのモチベーションは千早への思い。
その思いを封印し、青春全部かけて練習してきた。自分を信じろ!


そんな2人にかるたを教えたのが、小6の1年間だけ2人と
クラスメートだった新(あらた)。引っ越した後少しの間
かるたから離れていた彼も、千早に突き動かされ再びかるたへ戻る。
彼らをつなぐのはかるた。次は試合で、全国大会の場で会おう!


競技かるたの試合って、ホント目が離せないんですよ。
相手の裏をかく頭脳プレーや、呼吸を乱す戦術が効いてくる。
そして最後はやっぱり気持ちの部分。これ大事。


「フン かっこいいじゃん、かっこだけは。
 でも今日、勝つのはおれだ。絶対おれだ」

『高校球児ザワさん』 5巻

高校球児 ザワさん 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

高校球児 ザワさん 5 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

兄さん、事件です。
『ザワさん 男バスの高田に告られたんだってー!?』
『…………え゛、いや、別にそんなんじゃなく
 「友達になって下さい」って言われただけなんですけど……』
『…ソレ、もう告られたようなもんだろ。』


ついにザワさんに浮いた話が!!
しかも相手は爽やか好青年風のイケメンくん!
カッコいいわりに、シャイな彼。クラスが違うザワさんを
呼び出すだけでも、たいへん勇気の要ったことでしょう。


なのに、ザワさんにとっても僕らにとっても大事件なのに!!、
彼が登場するのは5巻収録の全17話中、2話のみ。
不憫だ。不憫すぎる。野球ばっかしてるし。
断固、彼の恋を応援することを誓います!


ザワさんわがまま語録
『……だって、去年までは理紗が沢山(チョコ)もらえたんだよ』
『えー、楠本君が部室まで行って自分のジャンパー持ってくればいいじゃん』
『友達とメールってしなきゃいけないの?』
『!!、 ピクルスが……、おえっ   食べる?』

『将国のアルタイル』 7巻

将国のアルタイル(7) (シリウスKC)

将国のアルタイル(7) (シリウスKC)

いや、絶対おもしろいから。読んでみて?ホント。
エキゾチック政治&戦争スペクタクルの第7巻。


周辺三将国の連合軍に攻め込まれた主人公マフムート&クルチュ将国。
しかし、圧倒的戦力差にもかかわらず、篭城戦を放棄する。
それは、各国の状況を冷静に分析した上でのマフムートの戦略だった!!


そしてついに始まった城外での決戦。そこからの戦術はもうお見事。
三将国の思惑の違いを利用し、敵将の慢心にも助けられ、
連合軍を瓦解させることに成功。勝利を収める!


そして、三将国の将王を挿げ替えることでクーデターが成立。
クルチュ将国を含む四将国で親トルキエ政権を誕生させたことで、
今回のマフムートの任務も完結する。


相変わらず魅せてくれますねぇ。。ドラマチックです。
ラストの処刑での独断も、後々火種になりかねないんだけど
マフムートらしいからOK!線の細い絵柄や、交差する思惑など
敷居は高いかもしれませんが、読まず嫌いは禁物ですよ!!