『星屑ニーナ』 第1巻
- 作者: 福島聡
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: コミック
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人とロボットの心?の交流を描いた、
せつなポップ系 神話、誕生。
『少年少女』『機動旅団八福神』の福島 聡による新シリーズ。
前作の鬱な雰囲気からはうってかわって、めちゃポップです。
可憐で破天荒な女子高生ニーナと、少年型ロボットの星屑。
ふたりは出会い、容赦ない時の流れの中で未来へと突き進む。
ロボットとは、人の身勝手な夢を一緒にみることを許された存在です。
だからこそ星屑は、ニーナのわがままにも全力で付き合うし、
それが自らの存在意義であると信じて疑わない。
そしてふたりは強い絆で結ばれる。
でも、人は死ぬが、ロボットは死なない。
ここに人の一生の儚さと、ロボットの悲哀があります。
ニーナとの思い出を宝物のように抱える星屑。
こうして出会いと別れが繰り返される。
谷川俊太郎さんの「百三歳になったアトム」という詩に、
こんな言葉があります。
もう何度自分に問いかけたことだろう
ぼくには魂ってものがあるんだろうか
人並み以上の知性があるとしても
寅さんにだって負けないくらいの情があるとしても
まだ星屑は気づいていない。
大切な過去のために、未来を生きる。
- 作者: 谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/28
- メディア: 文庫
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