『WOMBS(ウームズ)』第1集
- 作者: 白井弓子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/01/29
- メディア: コミック
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これは、まったく新しい「ガンダム」だ!!
と、言ってみたはいいけれど、ホントにそうか?
宇宙の彼方、いびつな月が空に浮かぶ碧王星。
この星では、第一次移民(ファースト)と第二次移民(セカンド)
とによる戦争が長きに渡り繰り広げられていた。
そんななか、新たに徴兵された主人公マナ・オーガは、
女性のみの特別部隊「転送隊」に配属される。
ファーストとセカンドの対立という設定は、
まさにガンダムにおける連邦VSジオンの構図。
軍人となることを余儀なくされた主人公が、
争いの渦に巻き込まれていくストーリーはメカものの定番と言える。
ではいったい彼女はどんな機体を操るのか?
否。メカではない。自らの子宮である。
詳しくは、自らの子宮に宿した、現地生物「ニーバス」の体組織。
妊娠しているメスだけが使える、ニーバスの空間転移能力を利用して、
物資の補給や戦地への一般兵の送り込みなどの任務を行うのが、
彼女たち転送隊、別名「ウームズ(子宮隊)」なのだ。
故郷を、そして愛する人を守るため、
得体の知れない生物の組織を子宮に受け入れ、
仲間とともに戦う覚悟を決めた主人公。
「ガンダム」と「ウーム」の違いはあれど、
れっきとしたSFドラマの幕開けだ。