『ACLLA(アクリャ) -太陽の巫女と空の神兵-』 1巻
- 作者: 高田慎一郎
- 出版社/メーカー: Bbmfマガジン
- 発売日: 2009/11
- メディア: コミック
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愛らしいカバーイラストに騙されてはいけません。
中身は本格的、歴史ファンタジー・バトルアクションですよ。
巫女と神兵、二人の少女によって紡がれる、
インカの歴史に埋もれた幻想の戦記『アクリャ』。
見どころは、作りこまれた歴史的な設定・世界観と
少女たちによる迫力の飛行・戦闘シーン!!
舞台は16世紀の南米、インカ帝国がモデルとされた
集合国家「五の国(ピスカ・スーユ)」。
そこに遥か海の彼方より強大国家「エストレージャ」
(モデルはスペイン)が攻め込んできていた。
獣(馬)と、火の棒(銃)を操るエストレージャ軍に対し、
ピスカ・スーユの兵士たちは全く歯が立たない。
そんな状況を打破するために組織されたのが、
「千の鳥(ワランカ・アルパ)」という飛行部隊。
この飛行部隊を支えるのが「アワクントゥル」という
空を自由に翔けることができる翼のような飛行装備なのだが、
これは「創造主の髪(ウイラコチャ・チュクチャ)」と
呼ばれる重力に逆らう特殊な糸によって編みこまれたモノ。
その部隊に所属する、16歳の少女・カイはある日の任務中、
幼馴染だった同じく16歳の少女・チャルチを救出する。
四年ぶりの再会を喜び、懐かしみ合う二人だったが、
程なくしてカイは再び任務で遠征に出ることに。
一人残されたチャルチは、カイの身を案じるあまり
自らアワクントゥルを装備して飛び出してしまう。
愛しきカイの身が危機に晒されたとき、
チャルチは自身の能力を覚醒させていく!!
普段は明るく陽気なのに、いざ戦闘となると
死に急いでいるかのように火事場に飛び込んでいくカイ。
そんなカイを見守りながらも、自身のカイに対する
過剰なまでの愛情に苦しむチャルチ。
二人が切り開くインカの未来は!?
カバーで選んでも、決してハズレではありませんよ。