『境界のRINNE』 1巻

境界のRINNE  1 (少年サンデーコミックス)

境界のRINNE 1 (少年サンデーコミックス)

どこまでも真面目にふざける大ベテランの
思わず“鼻”で笑ってしまうコメディー漫画。


うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」
犬夜叉」の高橋留美子による新作『境界のRINNE』。


メインキャラは、死神と人間の混血である少年・六道 りんね
死神の仕事をなぜかいつも手伝わされることになる、
幼い頃から幽霊が見える女の子・真宮 桜。


死神の仕事というのは、現世に未練を残し、
さまよう幽霊たちを輪廻の輪へ送るとことだが、
決してシリアスなお話ではなく、激しい戦いもない。


代わりにあるのは、幽霊と対する以前に
自らの極貧生活に苦しむ六道の姿と、
極貧ゆえに真面目に死神の仕事をこなす六道に対して
人間目線で軽くいなすようにツッコミを入れる桜の姿。


この二人の掛け合いがテンポよく、
作品全体のリズムを作り出しています。
そうしたリズムの中で、お約束的な前フリとオチが
随所に展開され、派手な仕掛けはなくとも
ついつい読み進んでしまう内容に。


さらっと読める、低カロリーコメディー。
おかわり(2巻)も同時発売です。

境界のRINNE  2 (少年サンデーコミックス)

境界のRINNE 2 (少年サンデーコミックス)