『70億の針』第3巻

未知との遭遇、共生、そして進化。
地球外生命体系SFコミックの第3巻。


SFにもいろいろあるけれど、『70億の針』は
「未知の生命体が地球にやってきた」というお話。
といっても、エイリアンに人類が立ち向かうとかいう類ではなく、
未知の生命体が、地球上の生命に大きな進化をもたらすというもの。


ある日突然地球へやってきた、相対する2つのプラズマ生命体。
単体では地球上に存在できないプラズマ生命体の一方を
共生という形で体内に宿すことになった主人公の少女は、
否応なしにもう一方の生命体との争いに巻き込まれていく。


その争いに勝利はしたが、今度は両方の生命体と
共生することになってしまったというのが前巻までのお話。


しかし、この2つの生命体との共生が
意外な形で地球上の生命に影響を与えることになる。
2つのプラズマ生命体が争いをやめてしまったことで、
それぞれの亜種が世界各地に出現し、
地球上の生命の姿かたちを変えてしまう!!


その変化を見届けようと、進化の調停者である
第3の生命体まで地球へやってきて、
地球上の生命は大進化を迎えようとするその時、


友人や家族を次々と亜種に蝕まれていく中で
唯一オリジナルを宿し亜種に対抗できる主人公は、
その「進化」に立ち向かう決意をする!


主人公ヒカルと、共生する2つの生命体テンガイと
メイルシュトロームは、進化を食い止められるのか。
予測不可能なストーリー展開ともども次巻期待です。