『オールラウンダー廻』 4巻

オールラウンダー廻(4) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(4) (イブニングKC)

努力できる何かがあって、
一緒に打ち込める仲間がいて、
たまに勝利を味わうことができる。
そういうの大切なんじゃない?こんな時代。


巻末の作者コメントを要約するとこんな感じ(上記)。
勝つことだけが目的じゃない。
人と繋がってるだけで楽しいんじゃない。
主人公メグルにとってのその何かが格闘技・修斗(しゅうと)。


ジムには人生の先輩や同世代のライバル、
それにちょっと変わった異性がいたりして、
試合では負けたり勝ったりの繰り返し。
自分はなぜ戦うのか、ふと疑問に思っても答えは出せず、
それでも今は、仲間がいるから頑張れる。


誰の周りにだって、そうした世界への扉はきっと存在していて、
その鍵は、自らの中にすでにあるんだと思うんです。
この国に未来がなくとも、僕らの今を犠牲にしたくない。


2巻のレビューはこちら。
本格格闘技マンガとしての「オールラウンダー廻」評です。
『オールラウンダー廻』第2巻 - コピーライター志望の漫画レビュー