『地球の放課後』 1巻
- 作者: 吉富昭仁
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: コミック
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地球から誰も居なくなってしまった世界の終末は、
残された4人のゆったりまったりな日常ライフ。
謎の現象「ファントム」により人類が消えた地球。
かつて人でにぎわった街も、今では雑草が生い茂っている。
そんなセカイで暮らす、1人の少年と3人の少女たちの日常は、
ゆるやかな時の流れの中で、不安と高揚が入り混じる。
このセカイには私たちしか居ないんだから、
夏の暑い夜にはひんやりとしたアスファルトの上で寝たり、
天気のよい日には交差点の真ん中でピクニックをしたり、
どんなことだってできてしまう!!
その一方で、このまま人類が戻ってこなかったら…
と思うと、ものすごく不安になる。
だって、もう一度会いたい人がいる。
恋だってしたい。
しっかり者の早苗と、お調子者の八重子。
妹のような存在の自由っ娘、杏南に、
3人を見守りつつ、セカイの謎を求める正史。
文字通り、「キミ(たち)とぼく」だけのセカイ。
そんな4人の日常が、丁寧な描写で描かれているから、
読んでる方も、誰も居ない世界を体験してるような感じ。
4人の関係においては、ゆったりまったりだけでなく、
ところどころで振り切った笑いがあって楽しい。
自身もぜひ、「新宿でこだまする“おっぱい”…」
の音を聴いてみたいと思う。