『第七女子会彷徨』①

第七女子会彷徨 1 (リュウコミックス)

第七女子会彷徨 1 (リュウコミックス)

それ町』好きな人ならきっとハマる。
2人の女子高生が繰り広げる奇想天外なSF日常ストーリー。


基本的には、毎話ちょっと不可思議な未来の道具が登場するという
ドラえもん形式で話は進んでいくのですが、その道具というのが、
頭に取り付けることで設定した時刻に目覚めることができる目覚まし君や、
ボタンひとつで自分の顔面をモザイクで隠してしまう顔隠し君、
脳内の記憶の時間軸を操作することで過去を思い出せる追憶屋など
ユニークなものばかり。


そんなユニークな道具が、独特の世界観の形成を手伝っていて、
高木と金やんの2人の存在を際立たせています。
道具に振り回される高木と、そのフォローに回りながら時には
いじったり、ツッコミを入れたり、一緒に振り回されたりする金やん。


この2人は未来の友達選定システムによって、友達番号7番のペアとして
友達をスタートさせた訳ですが、この2人が本当の友達になるきっかけと
なった話を紹介している回想ストーリーも見もの。


変な道具やら、独特の世界観やらも印象的ですが、
その中で繰り広げられる2人の日常が楽しい漫画でした。
そこらへんが『それ町』に通じる部分なのかな〜と思います。